レトロ風なゲームを作ろうと思った場合レトロ風な音楽も必要になります。
しかしフリーのレトロ風音楽はそんなに多くない。さらに自分の作っているゲームに合うものとなればなかなか見つけることが難しい。
そうとなればやはり自分で作るしかない!!
ということで今回は手軽にファミコン風な音楽が作れるフリーソフト「Retro Music Editor」の使い方をざっくり紹介したいと思います。
このRetro Music Editorはうまく調整すると様々なファミコン音を出せるため効果音を作るのにも最適です。
※ダウンロードはここからできます
無音時間は無しにしておく
最初に大事なのが無音時間の設定。初期設定では1秒などになっているのでこれを変更します。
「ツール」→「既定のプロジェクト」の設定で「最初の無音時間」と「最後の無音時間」を0にします。
0にしておかないとwavファイルに出力した際にその分無音の時間が入ってしまいます。そうなるとゲーム内で再生するさいに実際に音が鳴るまで空白ができてしまいます。またループ再生時にも空白が入ってしまうので絶対に0にしておきましょう。
音の作り方のコツ
あとは音の作り方です。各プロパティーを変更することでいろんな音を作ることができます。音の設定は左側に表示されているトラック名の当たりを右クリックしてプロパティを開くとできます。主だったプロパティだけ簡単に説明します。
波形
これを変えると大きく音が変わります。それぞれがどういうものなのかはわかりませんがとにかく大きく音が変わるものです。またその隣にある反転やデューティー比なども変えると大きく音色が変わります。
LFO(ビブラート)
別記します
アタックレート
音の立ち上がりにかかる時間を設定します。けっこう雰囲気が変わります。
サスティンレート
音の長さです。初期値の-1はずっとなる状態です。これを鳴らしたい音の必要な長さに変えます。
50msや100msなど極端に短い値にすると打楽器みたいに使うことができます。
ビブラートについて
このビブラートでけっこう音が変わります。ビブラートには音程と音量の2種類があります。設定のプロパティはどちらも同じですが出来上がる音は全く違います。
1週期の時間
ビブラートの周期の時間です。この値でかなり印象が変わります。特に音程の場合はここを調整することで上昇や下降で使うような効果音を作ったりもできます。普通のビブラートとして使う場合でもゆったり揺らすのか速く揺らすのかでも印象が変わります。
深度
揺れの幅です。音の場合は0~255と単純に音量の範囲ですが音程の場合はかなり広いです。最大にして時間もゆっくりにするとボールの上昇下降みたいな効果音を作ることができます。この深度と周期を調整するといろいろ楽しい音が作れます。
ディレイ
ビブラートの効果が出るまでの時間のようです。
効果音を作るときのコツ
「ピロリン」みたいな効果音を作ろうとした場合、適当に「ドミソド」みたいな感じに適当に音を並べます。8分音符でOKです。
で、メニューの「プロジェクト」→「テンポの設定」でテンポを500とかめっちゃ早くします。
これで再生すると何となく効果音のような感じに聞こえます(・∀・)
とりあえずテンポを速くすると効果音風なサウンドができるのでいろいろ試してみてください(‘ω’)ノ
とりあえずこんな感じです。
また何かわかったら追記しておきます(‘ω’)ノ
ちなみに下のゲームの音はすべてretro music editorで作ったものです